自律神経

原因がよく分からないが体調不良が続いている、めまい・耳鳴りがある、夏でも手足が冷えるなど不調はありませんか。

その不調の原因は「自律神経」に起因している可能性もあります。

ここでは自律神経の働きや、セルフチェック、自律神経の乱れや改善方法についてご案内いたします。

自律神経の働き

自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、自分の意思とは関係なく24時間働き続けています。昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。

2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わります。交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。

一方、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少、瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります。

セルフチェック

皆さんの自律神経、負担はかかっていませんか?

まずはセルフチェックしてみましょう!

  • 頭痛やめまい、耳鳴りがする
  • 肩こりや腰痛が治らない
  • 脈拍が急に早くなることがよくある
  • 息苦しくなるときがある
  • 夏でも手足が冷える
  • 突然大量の汗をかく
  • 寝ても疲れが取れない
  • 陽の光をまぶしく感じることが多い
  • 怖い夢を見たり、金縛りにあうことがよくある
  • 胃の調子が悪く、食欲不振が続く
  • よく下痢や便秘をする

4つ以上チェックがついた方は、自律神経失調症の可能性がかなり高いです。

自律神経の乱れ

心と体の状態を活発にする交感神経と、心と体を休ませる副交感神経がうまくバランスを取りながら働いているおかげで、私たちの健康は保たれていますが、このバランスが崩れると心身に支障をきたします。

これが、自立神経の乱れた状態です。

人間関係の悩みや仕事でのプレッシャーによる精神的なストレス、過労による肉体疲労の他、昼夜が逆転したような不規則な生活などが、自立神経の乱れの原因になるといわれています。

自律神経がバランスを崩すと、臓器にも悪影響を及ぼします。胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸やけを感じる「神経性胃炎」、腸のぜん動運動に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が起こる「過敏性腸症候群」がこれに当たります。また、突然浅く速い呼吸を繰り返す「過呼吸症候群」になると、息苦しさの他、めまいや手足のしびれが現れます。

当院での治療方法

自律神経の乱れを改善するためには、筋肉の緊張をほぐしたり、身体を適度にリラックスさせてあげることが大切です。

身体を心地よく温めて血流の促進をうながすお灸や、微弱な電気を身体に当てて筋肉をほぐす低周波療法などを利用して、過度にはたらいている交感神経の負担を取り除きます。

また、骨格矯正トムソンベットによって骨格の歪みを整えたり、凝り固まった筋肉をほぐしたりすることで身体へかかっているストレスの軽減を図り、副交感神経を優位にはたらかせます。

経穴に適度な刺激を加えることで新陳代謝が活性化し、溜まった疲労の回復や、弱った胃腸機能を改善させる効果があるのです。

体内で痛みを鎮めるホルモン「内因性オピオイド」が分泌され、ストレスの軽減や安眠など心を落ち着かせる作用のほかに、頭痛や腰痛などさまざまな痛みを緩和する効果もあります。

これらの施術を一人ひとりの症状によって組み合わせ、身体にもともと備わっている自然治癒力を高めることで、自律神経のバランスを徐々に整えていきます。

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